ずっと健康なお口でいるためにできること
虫歯や歯周病に
「なる前の予防」が肝心
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生活習慣の乱れが、虫歯や歯周病の原因になっている?!
歯を磨いているのに虫歯になってしまう……そんな経験はありませんか?
そんな方は、一度自分の生活習慣を振り返ってください。虫歯や歯周病は生活習慣病の一種と言われており、「甘いものを頻繁に食べる」「食後すぐに歯磨きをしない」「ダラダラと間食を多くする」などの生活習慣が原因となっていることも少なくありません。
当クリニックでは、歯磨きや定期的なメインテナンスはもちろん、毎日の生活習慣の見直しに力を入れています。一緒に「虫歯や歯周病になりづらいお口」を目指しましょう! -
自分のお口を知って、虫歯の悪循環から脱出しましょう
そもそもあなたはご自分のお口の状態を知っていますか?日本での歯科クリニックへの定期検診率は6%と、とても低いのが現状です。しかし、スウェーデンでは定期検診受診率は、子どもはほぼ100%、成人でも80~90%と非常に高いです。これらのデータから、日本人の歯科意識がまだまだ低いことが分かります。
実際に来院された患者さんのお口を調べてみると、食生活などから虫歯の悪循環に陥っている人も多いのが現状です。当クリニックでは自分のお口を知るところからスタートして、あなたに合った予防方法を提案いたします。 -
まずは自分のお口を知ってほしい。
正しい生活習慣と予防方法を習得して、
一生健康な歯を目指しましょう!~ 「今から」予防治療を始めることで防げること ~
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虫歯や歯周病に
ならない虫歯や歯周病は、不十分な歯磨きや生活習慣の乱れによって引き起こされます。健康なうちから気を付けて歯を守りましょう。虫歯や歯周病は、不十分な歯磨きや生活習慣の乱れによって引き起こされます。健康なうちから気を付けて歯を守りましょう。
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治療後に
再発させない治療後は「元通りに戻った」のではなく「修復した」状態です。再発して治療を繰り返すと、歯の寿命も縮まってしまいます。
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虫歯になりにくい
お口にする虫歯になりやすいお口とは、いくつかの要因が重なって出来上がります。普段から気を付けて生活することが大切です。
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虫歯になってしまうのはどうして?
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いくら歯磨きをしていても虫歯になってしまう…それはなぜでしょうか。
虫歯は、「ミュータンス菌のように酸を作る細菌」、「唾液の量や質、歯の硬さ等の口腔内の因子」、「砂糖のように細菌の餌となる糖質」という3つの要素が重なった時にできてしまします。また、その状態が長く続くほどリスクは高くなります。 -
虫歯の原因と予防方法
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細菌
人間の口腔内には、虫歯や歯周病の原因となる細菌が何種類も生息しています。生息する細菌の種類を変えることは容易ではありませんが、お口の中の環境を整えることで生息している細菌数を減らすことは可能です。毎日適切なセルフケアを行うこと、歯科クリニックで定期的にメインテナンスを受けることなどで虫歯や歯周病の原因菌を減らしましょう。
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糖質
糖質が口の中に多い状況が続くと、虫歯菌が酸を出す活動が活発化します。砂糖を使った甘いお菓子類や、糖分を含む飲み物にも注意が必要です。しかし、飲食物からすべての糖分を取り去ることはできません。そこで、ダラダラ飲食を続けることを避ける、食べたら早めに歯磨きする、歯磨きが難しい時はせめてうがいするなどを心がけて清潔を守ることが大切です。
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歯質
歯質(歯の状態)は、生活環境や年齢、歯磨きの程度や遺伝的影響などで変化します。また、服用している薬などの影響も受けます。資質が悪いと虫歯のリスクが高くなるので、食生活やセルフケアに気を配るだけでなく、歯科クリニックでフッ素の塗布を受けたり、日常生活にキシリトールを取り入れたりするなど、できるだけ歯質が良くなるよう心がけましょう。
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時間
飲食をしてから次に飲食をするまでの時間をしっかりと開けることが大事です。時間、という視点で見たときに虫歯になりやすい人は飲食の回数が多いことが特徴としてあげられます。また就寝前一時間以内の飲食も避けた方が良いです。就寝中は唾液の分泌量が減るので口腔内は虫歯菌が活躍しやすい状態になります。歯磨きをする、しない、に限らず就寝前の飲食はできる限り避けましょう。
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このように、虫歯は「歯磨きだけしていればいい」わけではありません!
当クリニックでは、虫歯の悪循環を引き起こさないためにも
「生活習慣の見直し」が大切だと考えています。
自分のお口と向き合うために歯医者さんで行う
「予防治療」
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口腔環境に合わせた間隔で受ける定期的なメインテナンス
メインテナンスとは、定期的に歯科クリニックへ行き、予防のケアを行う事です。しかし、その間隔というのは、一人ひとり異なります。ご自分にあった間隔を知るためには、まずはご自分のお口と向き合うことが大切になります。その上で、歯科クリニックに通い、クリーニングや正しいブラッシング指導をプロに受けていただきます。クリーニングの内容は、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)という、プロによる歯のクリーニング、スケーラーという器具で歯石を除去するスケーリングです。
※十分な効果得るためには、歯磨きなどの毎日のケアと併用する必要があります。1回行ったからと言って効果がずっと持続するものではありません。ご自分のお口の環境に合わせた間隔での定期的な受診が必要です。
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子どものお口のケア
お子さんの予防治療と、成人の予防治療では意味合いが違います。お子さんのほとんどは、『歯医者さんはこわい』というイメージを持っています。まずお子さんへの予防治療は、『歯医者さんはこわくない』というイメージを持たせてあげる事から始まります。
治療を行わなければ、痛みはもちろんありません。痛みがなければ怖さもなく気軽に歯科クリニックに来る事ができます。そのために下記の3つを行います。-
シーラント
歯の表面は複雑な溝があります。この溝に食べ残しが付着して、虫歯になってしまうおそれがあるのです。そこで、シーランドで溝を埋め、食べ残しの付着を防ぎ、歯の予防にもつながります。
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フッ素の塗布
フッ素は、歯を虫歯に強くする働きをしてくれます。家庭で使用している市販の歯磨き粉にもフッ素は含まれていますが、歯科クリニックでは、市販の歯磨き粉よりも高濃度のフッ素を直接塗り、歯の抵抗力を高めます。
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おうちでもお口のケアが
できるように歯磨き指導と生活習慣のアドバイス
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自分のお口に合わせた歯磨きをしましょう
幼少期から正しい歯磨きができているかどうかで、今後虫歯になるリスクも大きく変わってきます。
子どもの歯は小さく、歯並びも複雑です。そのため成人よりも磨きにくいです。磨き残しにより、虫歯は広がってしまいます。そこでTBIという歯磨きの指導を行います。幼少の頃から正しい歯磨きを習得し、虫歯のリスクを減らしましょう。 -
食生活のアドバイス
虫歯や歯周病を防ぐためには、食生活に気を配ることも重要ですが、仕事や家事、学生生活などと並行して、食べるものや時間を理想的に保つのは困難です。そのため、当クリニックは患者さんのライフスタイルに沿った食生活のアドバイスを行います。
お子さんへのおやつの与え方なども、ぜひお気軽にご相談ください。
自分のお口をより深く知るためにお口の検査という手段
自分のお口と向き合うことを決めた方には、より口腔内の現状を知ってもらいたいです。
「痛くないから大丈夫」「毎日歯磨きしているから大丈夫」そう思っていても、
実は知らない間にお口には沢山の菌が潜んでいて、虫歯を引き起こしていることも少なくありません。
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サリバテスト
サリバテストとは、唾液検査によって、虫歯の原因が分かるというものです。原因が分かることで、効果的な予防法を知る事ができます。一人ひとり口腔内の菌の数や、虫歯の原因は違うものです。サリバテストの検査結果で科学的に評価をし、患者さんそれぞれにあった、予防方法をアドバイスしていきます。
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サリバテストの流れ
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Step01
問診
問診と日頃の食生活に関する簡単なアンケートを行います。
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Step02
ガムを噛む
唾液分泌促進用なので味のついていないガムになります。
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Step03
唾液を採取し測定
ガムを噛んでから、約2分後あたりから唾液が安定的に出はじめます。その唾液を出し、分泌量を量ります。
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Step04
唾液の中和力測定
採取した唾液の中和力を測定していきます。
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Step05
ラクトパチラス菌採取
虫歯を促進させる、ラクトパチラス菌の数を調べます。
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Step06
ミュータンス菌採取
虫歯のきっかけになる、ミュータンス菌を採取していきます。
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Step07
採取した菌の培養
ミュータンス菌2日間、ラクトパチラス菌4日間、専用の培養器で培養します。
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Step08
検査結果
検査結果から、虫歯のリスク、患者さんにあった予防法をお伝えします。
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Step01
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サリバテストの注意点
- 検査1時間前から、飲食や喫煙、歯磨きを控えてください。
- 検査12時間前から、洗口剤や殺菌作用があるマウスウォッシュを控えてください。
- 検査の結果には誤差もあるので、絶対的な数値とは言えません。目安としてご理解ください。
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3DS
3DSというお口の中の菌数が多い方の対処法を行っています。口腔内の菌が多すぎる場合、ご自身でのメインテナンスが非常に難しいです。ミュータンス菌が多すぎると虫歯になりやすく、自身でのメインテナンスでは減少させる事は非常に困難です。ご自身でメインテナンスを行えたとしても、継続は難しく、現状菌が多い状態になっています。
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3DSの流れ
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Step01
検査
唾液を検体とした口腔内細菌検査によって、虫歯や歯周病になりやすいリスクを調べます。
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Step02
トレー製作
歯型を採取して、薬剤を局所的に作用させるためのトレーを製作します。このトレーは医院での除菌治療と自宅での3DSホームケアに使用します。
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Step03
3DS
医院でジェル状の3DS薬剤をトレーにセットして5分間装着します。この際に3DS薬剤で除菌を行います。
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Step04
ホームケア
ご自宅で3DSホームケアを行います。トレーにホームケア用の3DS薬剤をセットして5分間装着します。
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Step05
3DS
医院にて2回目の3DS除菌治療を行います。1回目の3DS治療から7〜10日後に行います。
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Step06
細菌検査
2ヶ月後に再度、再度来院して頂き、3DS除菌治療の効果を診るために口腔内細菌検査を行います。
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Step01
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3DSの注意点
以下の記述の方は3DSを行っても効果が得られない場合があります。
- 歯周病が末期で歯がグラグラの方
- 虫歯が多く治療をしていない方
- タバコの喫煙が多い方
- 重度の糖尿病の方
- 日々のブラッシングが不十分な方
お口と向き合い、ケアする準備が整ったら「悪くならないように」定期検診にご来院ください
お口の予防の重要性は理解できたでしょうか?毎日の歯磨きと生活習慣が虫歯や歯周病を引き起こす原因になっているため、毎日の「自分に合ったケア方法」を行うことがとても大切です。
しかし、1度歯科クリニックでクリーニングを行い、毎日の口腔ケアを行うだけでは完璧とは言えません。なぜなら、時間とともに歯磨きだけでは落としきれない汚れが蓄積されていくからです。
虫歯にならないために歯科クリニックへ行く人は、自分に合った間隔で歯科クリニックで定期検診、メインテナンスを行なっています。一生自分の歯を残せるように、自分の口腔内の現状を知り、それに合わせた間隔で定期検診を受けましょう。
予防治療の料金
サリバテスト | ¥11,000 |
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3DS(ドラッグリテーナー用の型取り) | ¥33,000 |
3DS(PMTC込み) | ¥11,000 |
※料金はすべて税込み価格です
※3DSとPMTCは、セットで2回行います